冷戦終結後、両国の経済関係が深まる中、2004年12月、プーチン露大統領は、ロシア(及びソ連)の国家元首としては32年振りにトルコを訪問し、セゼル大統領との首脳会談を行った。
同会談では、2007年までに両国間の年間貿易額を250億ドルに到達させるという目標が示されるとともに、両国が国際社会や地域の多くの問題で共通の立場を持ちうることが確認され、会談後には、「友好関係の強化と多面的なパートナーシップに関する共同宣言」が署名された。また、両国間の懸案となっていた石油タンカーのボスポラス海峡通過問題に関しては、トルコ側が安全上・環境上の理由からタンカーの海峡通過を制限せざるを得ないとの立場をとっているのに対し、プーチン大統領はロシア政府としては初めて制限の必要性を認め、代替ルートを検討することを表明した。
エネルギー分野では、具体的なプロジェクトとして、11月17日にはエルドアン首相のほか、プ-チン大統領及びベルルスコーニ伊首相も出席して、ブルーストリーム天然ガス・パイプラインの開通式典が黒海沿岸のサムスンで行われる予定となっている等、進展が見られる。
チェチェン問題に関しては、ロシアは、チェチェン紛争へ参加しているトルコ人の存在に言及しつつ、チェチェン武装勢力に対するトルコ側の取締りの強化を要求している。一方、トルコはロシアにおけるPKK/KONGRA-GELの活動の取り締まりを要求している。
エルドアン首相は2005年5月には、第二次世界対戦終了60周年式典出席のためにモスクワを訪問し、また、7月には黒海沿岸のソチでプーチン大統領と会談しており、両国首脳の個人的関係は非常に良好である。
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