トルコは、トルコ系諸国(アゼルバイジャン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、カザフスタン)と歴史的、民族的紐帯を有しており、1991年のソ連崩壊に伴う各国の独立宣言に際してはいち早く国家承認。また、トルコは同地域への経済文化協力等を実施するためTICA(トルコ国際協力庁)を設立し関係強化を図っており、民間投資も行われている。更に、カスピ海の天然資源の輸出ルートとして、アゼルバイジャンからグルジアを経由してトルコ(地中海)を結ぶ石油パイプラインの建設が進められている。
言語的にはトルコ語に最も近いアゼルバイジャン語を話すアゼルバイジャンとは特に密な関係にあり、要人往来も頻繁である。例えば、アリエフ前大統領が2003年12月に米国で病死する前、アンカラの軍事病院で治療に専念していたことは有名である。
アルメニアとは「オスマン朝によるアルメニア人虐殺」の有無をめぐり主張が対立しており、外交関係が断絶している。近年、アルメニア側は主に経済的な理由からトルコとの関係改善を模索しているものの、トルコ政府は、(イ)アルメニア側が現在占領しているナゴルノ・カラバフを無条件でアゼルバイジャン側に明け渡す、(ロ)アルメニア領によって飛び地となっているアゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国とアゼルバイジャン本土を結ぶ回廊を新設する、の2点を外交関係再開の条件とする原則を崩していない。
グルジアとの間でも国境を接する隣国として、1991年の同国独立以来友好関係が続いており、2003年11月の政変の際にも新政権を支持したほか、2004年4月にアジャリア自治共和国とグルジア政府との間で生じた緊張事態の際にも両当事者に平和的解決を呼びかけた。また、2004年5月にはサーカシヴィリ大統領が、同国の大統領としては2年振りにトルコを訪問し、一方、同年8月にはエルドアン首相がグルジアを訪問した。
2005年10月にはノガイデリ首相がトルコを訪問し、経済関係を中心に協力を進めることで合意した。
外務省より
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