1929年の大恐慌と第2次世界大戦により、国家の自給自足体制確立の方向での政策の優先が必要となった。1950年代は、経済政策に自由主義的理念の台頭が感じられた時代である。国外からの援助の増加、農業における機械化の進行、広域交通網の建設、世界市場における発展などの影響で、1950年代前半は国民所得の大幅な増加がもたらされた。
1963年に始まった計画的政策期とともに、トルコで輸入代替開発政策が開始された。1970年に経済安定化対策が実施された結果、トルコリラの価値が大幅に下がり、これ以降、輸出に対する投資が重視された。
1980年1月24日に施行された経済安定化対策は、トルコ経済における非常に重要な転機となった。この時期初めて輸出が明確なかたちで最優先され、税の還元、低利子融資、製造輸出業者の輸入投入に対する関税の免除、分野別の奨励システムなどで支援された。1984年以降適用されている自由化政策により、国内市場に競争原理が導入され、この政策によって輸入も大幅に増加した。同時期の輸出における発展は特筆に値するものがあり、農産物が主体の輸出構造は、工業製品主体へと移行していった。
※トルコ 2005より引用
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