トルコからの報道によると、同国国会(定数550)は27日、大統領選挙の1回目の投票を行った。野党勢力はこれをボイコットし、出席議員が定足数に満たないため投票は無効と主張、憲法裁に裁定を申し立てた。
選挙はイスラム主義の与党・公正発展党(AKP)が擁立したギュル外相に対する信任投票。賛成は357票で、承認に必要な全体の3分の2に届かなかった。
【アンカラ 24日 ロイター】
トルコの主要野党・共和人民党(CHP)は、次期大統領を選出する議会の投票をボイコットすると表明した。与党・公正発展党(AKP)がギュル外相を候補に擁立したことに反発してとった対応。
AKPは、大統領選挙の候補にギュル外相を任命した。
CHPの有力議員は記者会見で「(与党AKPの)候補者擁立は、民主的なプロセスをとらなかった。したがって、われわれが(ギュル氏を)支持する可能性はない」と述べた。
CHPは、エルドガン首相が大統領選をめぐるCHPとの調整を拒否したことに反発している。
CHPの有力議員は、27日の第1回投票でギュル氏が大統領に選出されても、得票数が出席議員の3分の2に満たなかった場合は憲法裁判所に訴える方針をあらためて示した。
AKPは、定員550議席のうち354議席を保有している。
27日の第1回投票で決着するには、367票を得票する必要がある。それに満たなければ、5月2日の第2回投票に持ち込まれる。第2回投票で当選を決めるためには、やはり367票の得票が必要。5月9日に設定された第3回投票で当選に必要なのは276票で、ギュル氏の当選を決まるのは第3回投票にずれこむ可能性が大きいとされている。
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